大澤昭一さんから弟の大澤孝司さんにあてた手紙
  


 孝司、元気かい?

今年の冬は寒かったでしょう。新潟も近年暖冬が多かった後だけに寒さが強く感じました。 雪の量も津南、入広瀬などは4mを超え、まさに豪雪、雪のニュースが毎日テレビを独占していました。

親父も96才高齢のため保温力がなくストーブを身体の前後に据えてまだ寒がっていましたが、4月に入って 元気を取り戻して、食事時間に呼ぶとすぐきて、食べっぷりは非常に良いです。「孝司が帰るまで頑張る」といっています。

新穂の焼肉屋のおばさんも孝司と我々兄弟に「おいしい肉を食べさすかち、早く連れ戻せ」 と、時々電話で催促してきます。

同級生の植松君や中学の仲間はたびたび集まっては救出運動を続けてくれています。4月は分水花 見、次に白根の凧合戦と各地の署名運動で多数の人々の支援を受けています。

孝司が新穂転勤記念として寺澤家の庭に植えたイチョウの木は30年の歳月 で大きく成長し、毎年秋になると黄金色に輝き主人の帰りを待っています。

日本の国もこのごろようやく変わってきました。何も機能しなかった外交にこれでよいのか と国民も気づき、国家国益を考え始めました。警察庁も拉致専門部署を作ってくれました。日本も変わってきます。日本の国だって強いんだぞ、日本の国だって やれるんだぞ。

孝司、もう少し我慢しておれ。必ず迎えに行くから。

2006422日 ホワ イトハウス前にて

大澤昭 一