ライム病とツツガムシ病

 ワシントンポスト紙に 「ライム病」の特集が出ていた。野山に生息するダニに刺され、放置すると、 重い障害が残るという怖い病気のようだ。死亡率も高い。北米地区では毎年数万人もの患者が発生し、社会問題になっている。日本ではこれによく似た病気があ る。ツツガムシというダニの一種に刺された後に発病するので、「ツツガムシ病」というのだが、最近はあまり聞いたことがない。

 昨年の夏のこと、ウエストバージニアの家で草刈りをした三日後、耳の後ろに何か くっついているのに気づき、取って見ると、直径五ミリくらいのダニだっ た。三日間、それは私の皮膚に頭を突っ込んで吸血していたのだ。背筋が寒くなった。



 
夫も薮刈り作業の後、横腹と二の腕内側にくっついているダニを発見。隣 町に住んでいる中学一年の息子は田舎の親せきから帰った後、後頭部にダニが三匹くっついているのを見つけた。取ろうとしたが、深く食いついていたので痛く て取れない。あわてて皮膚科の先生に取ってもらったとのこと。幸いみんな発病しなかったが、まったく油断がならない。



 この病気は、米国コネ チカット州ライム地方で子供に多発したことが発端となり、「ライム病」と名づけられたそうだ。一方、「ツツガムシ病」は「つつがな く帰ってくる」などと言う「つつがなく」にちなみ、「ツツガムシに刺されずに無事帰ってくる」という意味合いだという。いよいよ本格的な夏がやってくる。 野山にくり出す機会も多い。つつがなく夏を過ごしたいものだ。

アケミハウスの庭で遊 ぶ鹿のカップル。 ダニの運び屋。


(2007年6月6日掲載)

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