需要高いホスピスの養成

 
  以前から興味があったホスピスケアの講習会に参加した。ホスピスというのは、ご存じの通り「がんなどの末期患者が残さ れた時間を充 実して過ご し、心静かに死に臨めるよう介護するためのもの」である。アメリカではがん患者にもしっかり病名を知らせる。余命もきちんと告知する。そのためかホスピス も充実している。私の町もホスピスのボランティアが盛んで、事務所を持ち在宅ケアを中心に活動している。



アメリカのホスピスケア

   


講習会で

  今回の講習会はそのボランティアを養成 するためのもので、受講者は面接試験を通ってきた16人。日本人は私だけ。私の片言の英語に面接官は困っていたようだが、熱心さに折れて受け入れてくれ た 平均年齢は50歳くらい。講義は全部英語。私だけなかなか理解できない。必死で講義に集中した。朝8時から夕方4時まで3日間、 ぎっしりの 日程だ。16人が円陣になり「死をどう受け止めるか」などをディスカッションする時間もあった。意見が飛び交い、すすり泣きも起こる白熱した時間だ。私も 知らぬ間に英語で話している自分に気付き驚いた。
 最後に修業証書の授与 式が行われ、学長から一人ひとりに証書が手渡された。「アケミ、よく頑張った」とお褒めの言葉もいただき、喜びもひとしおだ。近い 将来、きっと役立てたいと思っている。

 日本でもホスピスの需 要は高まっているようだ。山梨でもホスピス協会やボランティア団体が
ある。また、個人でクリニックを開き、在宅 のがん患者を訪問し ている医師もいる。しかし、それらが充実されるまでにはまだまだ時間がかかりそうだ。






内藤いずみ医師

      
(2005年2月10日掲載)
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