里帰りで学んだ肥満予防


 先日、米国のドキュメ ンタリー映画「スーパーサイズミー」を見た。マクドナルドの食品ばかりを1日3回、1カ 月間食べ続け るとどうなるかというものである。監督自ら“実験台”となり、その過程の描写は、アメリカ肥満社会への痛烈な批判とも評されている。アメリカ人の肥満は今 に始まったことではない。信じられないことに、当のアメリカ人は今になってやっとその問題に気付き始めているようだ。

 6月、家族で日本へ里帰りをした。小3と高1の子どもも同行した。彼らは夫の子ど もでアメリカ人。2人とも肥満である。それで、日本のヘルシーな食文化 を体験させることも今回の旅の目的であった。日本にいる間はジュース、お菓子、アイスクリームを禁止という条件で。



映画のポスター



アメリカ人の息子たちと

 ところが日 本食はほとんど食べられない。普段、ファストフード店で売っているようなものしか食べていないので「食わず嫌い」なのだ。甘いパンやジュース、 油で揚げた肉やポテト、そしてアイスクリームとお菓子−。これが今のアメリカ人の食スタイルである。

 2週間の旅を終えて無事にアメリカに戻ったわが家族。日本での毎日は「食との戦 い」だった。その成果たるやいかに。2人ともヘルスメーターに乗って歓喜 したのであった。もちろん彼らにも「スーパーサイズミー」を見せたのは言うまでもない。
 日本でも急速にアメリ カの食文化の影響を受けつつある ようだが、日本には学校給食がある。義務教育の一環として栄養豊かな昼食の提供をしている。日本人は誰もが好き嫌いはよくない、肥満は健康に影響すると 知っている。
日本の学校給食





            

(2004年7月28日掲載)

目 次のページに戻る