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保健室の常連多い中退者
わが高校では、退学が多い。昨年は600人中35人が中退した。ほとんどが、遅刻、欠課、欠席、不登校の経過を
とる。そして授業の単位を満たすことが出来ず、
進級できなくなる。留年して卒業していくのはそのうちほんのわずかだ。
理
由はいろいろだが、やる気がないというのが大半で、家庭や周囲の条件が悪く、やむなくというのはない。卒業だけはして欲しいと親が言う。本人も卒業はした
いと思っているが、勉強はしたくない。高校は義務教育ではないから、そうはいかない。授業に出なかったり、成績が悪かったりすると卒業できない。
彼らは、保健室の常連が多い。遅刻してくると、授業の途中では教室に入りづらいので、次の授業が始まるまで保健室にいさせて欲しいという。授業開始のチャ
イムが鳴ってもなかなか教室に行かない。同じように遅刻した仲間が数人集まると、すぐに意気投合し、話し込んでしまう。授業を受けたくないから、出来るだ
け時間を稼ぎたいのだ。教室へ行くようにと促しても、動かない生徒もいる。2、3人で無断早退してしまうこともある。そうしてだんだん授業を受けられなく
なっていく。
親はこの状況を知らない。学校に行っているの
だから授業を受けていると当たり前に思っている。突然学校から電話が入り、「最近学校に来ないんですが、具合でも悪いんですか」と言われて、あわてて学校
へ駆けつける。「このままですと、1学期中には留年が決定してしまいます」と言われて驚く。登校すると言って家を出るが、授業は受けていなかったのだ。
高校によりかなりの差はあるが、本校の保健室
は、このような生徒の進路相談や生活相談に追われる日々が続いている。
(1999年7月掲載)
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