体調管理も受験勉強


  高校入試が5日に行われた。本校でも教職員が早く出勤し、受験生を迎える準備を整えた。学校の駐車場には次々と車が到着し、大勢の受験生が集まってくる。 これまでの成果を試す時がやってきた。

  保健室でも入試のために特別の準備を進めてきた。事前に報告があったのは、足を骨折してギプス固定の生徒、前日まで発熱が続いたという生徒である。2人は それぞれ保護者と担当教師に付き添われて保健室にやってきた。真っ白なギプスに包まれた右足が痛々しい。彼の席は特別に用意してある。右足は別のいすに乗 せ、松葉づえやカバンも所定の位置に固定し、やっと落ち着いた。もう一人は特別コーナーを作り、彼の体調に即応できるようにした。「大変だったね、もう心 配しなくていいよ」と声をかけると、こわばっていた顔がほころんだ。「始め」の放送があり、いよいよ試験が始まった。

  30分程経過した時、「保健室受験を お願いします」と教師が腹痛を訴えた受験生を連れてきた。また、しばらくすると、顔面蒼白で汗を額ににじませた受験生を抱え、「もう一人お願いします」と 教師が入ってきた。朝から体調を崩していたとのことで、緊張し過ぎたようだ。彼らの様子を観察しながら試験を続行させなくてはならない。元気づけたり励ま しながら、何とか無事に終了できた。長い一日だった。

  大学受験や就職試験では保健室受験がない。体調が悪かったり、遅れたりしたら、それで終わりである。体調を整え、万全な体制で受験に臨むことも受験勉強の うちである。6日の新聞報道では、保健室で受験した生徒は県内で計25人いたとのこと。各高校の保健室はご苦労様でした。
  (2002年3月掲載)
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